Daily Tea Time

くぼたの日常報告です。目標、週2回更新。

2019年05月


家族でテレビを見ていたら、野草の「カキドオシ」の料理が出てきました。
「あれ? これ、うちの庭にあるやつじゃない?」
という話になり、翌日確かめてみたら、同じものでした。
庭の木陰に広がってしまって、駆除していた雑草です。


そもそも「カキドオシ」という名前は、垣根の間を侵入してくるという意味だそうで、それくらい繁殖力が強い草なんです。
でも食べられる草だったんですね。
試しにちょっと取って、料理してみました。


長く伸びる堅い茎の部分を取り除いて、葉っぱだけ炒めます。


塩を振って、ご飯にかけてみました。
シソ科の雑草で、ハッカに似た香りがします。
味は、テレビでは芸人さんたちが絶賛していたのですが……
あんまりおいしくなかったです(笑)。


カキドオシの天ぷら。
こちらも我が家の定番、間引いたニンジンの葉っぱや冬のハハコグサに比べると、味は今いち。
茎は揚げても固くて、食べられませんでした。


ホーリーバジルの代わりにガパオに入れてみました。
スイートバジルと一緒に使ったのですが、これは悪くない感じ。
やっぱりこういう、香りを活かす使い方がよさそうです。

せっかく勝手にわさわさ生えているので、何かいい利用法がないか、今後も何か思いついたら試してみようと思います。


5月も下旬に入り、庭のビワの実が色づいてきました。
このまま放っておくとカラスが食べ散らかして、庭や家の前の道路がビワの皮や種だらけになってしまいます。


ビワの実を取るのを楽しみにしているきずなにも、
「カラスに食べられちゃう前に、早く網張って」
と急かされるし、というわけで、網掛けしました。
すっかり木が大きくなってしまい、網を張るにもハシゴに乗り、先にペットボトルを縛りつけた棒を使って、目の細かい天井用の網と目の荒い漁網の2枚を張るのに、2時間ぐらいかかりました。


今は緑がかった実がこの先、黄色からオレンジ色に変わってきます。
食べられるのは6月に入ってからでしょうか。
苦労したんだから、おいしい実になってね。


5月になると実をつける、庭の朝倉山椒。


5月も半ばを過ぎ、そろそろ収穫の時期です。


ハサミで実のついた小枝ごとカット。
10分ほど煮て、一晩水にさらして辛味を取ります。


それから小枝から実を外すのですが、これがけっこう大変。
作業していると、部屋に山椒の香りが漂います。


1時間以上かかって、やっとこれだけ。
でも我が家ではママが山椒が苦手なため、そんなに使わないので、これぐらいで今年1年は保ちそうです。


醤油に漬け込み、冷蔵庫へ。
2、3日したらしらす干しを買ってきて、ちりめん山椒でも作りますかね。


5月の土曜日、きずなの通う小学校で運動会が催されました。
きずなは6年生なので、これが小学生最後の運動会です。


パパは朝から場所取り。
ママの希望で、例年通り木陰の場所に陣取ります。
ママの実家から義父と義母、それにイトコのコトちゃんが応援に来てくれました。


競技開始。
校庭はこんな感じ。
若い父兄のみなさんで盛り上がってます。


6年生ということで、きずなも運営のお手伝い。
「出発係」に任命されたとのこと。


出発係の仕事は、こんな感じに耳あてをつけまして……


火薬を挟んだピストルを持って……


先生の合図で、「パーン!」と撃つ係です。
練習のときは握力が足りずにうまく撃てなくて、見かねた5年生の子から、
「こんなふうにするといいですよ」
と教わった、と言ってました(^^;)。


パーンと撃った後は、こんなふうに競技が始まります。
1年生とか、かわいいですね。
きずなも5年前はこんな感じだったんですね。


1回ごとに火薬を詰め直す、出発係のみんな。
5年生と6年生の2組で全部の競技を担当するので、出ずっぱりでなかなか大変そう。
でもきずな的には、係になったおかげで今年も(去年は救急係でした)本部テントの日陰の席に座れたので、よかったそうです。


がんばる「ねね」を、コトちゃんも応援。


今度はママが列に並んでいます。
生徒と父兄による二人三脚に出場するのです。


この競技は、子どもたちが障害物競走をやり、その後でじゃんけん係の子とじゃんけんをして、勝ったら父兄の待っているところまで走って、最後に二人三脚でゴールする、というもの。



実はきずなとママ、前日に庭で二人三脚を特訓していたのです。


迎えた本番ですが……
きずな、じゃんけん係のところでいつまでも止まっていて、ママのところまでなかなか来ません。
なんでも「あいこ」ばかり出てしまって、走り出せなかったのだとか。


それでもなんとか到着。
さあ、特訓の成果を見せるときです。
といっても走り出した時点で先頭の子はもうゴールしてました……(^^;)



でも、つまずくこともなく、けっこう早く走れたかも、ということでVサイン。
よかったね、二人とも。


きずなは午前中に、さらにもう一種目。
騎馬戦です。
小っちゃくて軽いので、騎手役に選ばれましたが……
おっかなびっくりで、あまり向いてなさそう。


あ。
乱戦の中で、帽子を取られてしまいました。


残念!
ということで戻ってきます。
でもこの後に2回戦めでは、無事に逃げ切ったようです(笑)。
全体では1騎差で赤組の勝ち。
よかったね!


激戦を終えて、お昼休み。
毎年同じあたりにシートを広げているので、きずなも迷わずにやってきます。
運動会では、お昼ごはんが一番楽しみなんだとか。
みんな同じかもしれませんね。


ママが朝、がんばって作ったお弁当。
これとあと、一人ずつ希望個数分のおにぎり。


割り箸に刺した、きゅうりの一本漬けも配られます。


コトちゃんも、ねねと一緒にお弁当を食べられてうれしそう。



食事の後、友達同士でお菓子の交換。
男の子も参加してるんですね。
この後、お昼休みが終わって午後の部へ。


午後の部は1時間ほどと短く、6年生が出場するのは「よさこいソーラン」一つだけ。
ところがパパはうっかりしてソーランが始まるのに遅れてしまい、あわてて駆けつけたものの、きずながどこで踊っているのか見つけられないまま、演技が終わってしまいました。
予定より10分も早く始まるんだもんなあ。



きずながソーランを踊るのも、今年で最後だったんですが……
うーん、痛恨のミス。
はあ。
今年はカメラマン的には、失敗だらけの運動会でした。


最後に高学年によるリレーがあり、応援合戦の得点と合わせて、赤組と白組の総合得点が発表されました。
白組の優勝。
きずなは「あー、また負けちゃった。6年間で、2回しか勝ってないよ」とぼやきます。
まあ、しかたないですね。


閉会式。
きずなは一人っ子なので、これで我が家の小学校の運動会も最後です。
もう場所取りもしなくていいんですね。
ここから先は、「小学生で最後の……」が増えそう。
パパの子育て参加も、そろそろ終わりでしょうか。
父親が娘にしてやれることって、もうあんまり残ってないですものね。
せいぜい卒業式のビデオを撮るぐらいかな。
予想通り、過ぎてしまうと、あっという間。
とりあえず、ここまで元気に大きくなってくれて、よかったなあと思うパパでした。


この日の宿は、木賊温泉の民宿「福本屋」さん。
もう15年くらいお世話になっています。
家族連れで伺うのは、1年半ぶり。
福本屋のみなさんは、きずながもっと小さかった頃をよく覚えていて、
「小6です」
と予約のときに言ったら、違う人かと思ったそうです。
子どもの成長は早いですよね。


いつものように囲炉裏でイワナ料理をいただきます。
いつ来ても本当になごみます。


コトちゃんもこれが二回目の訪問。
きずなはフキノトウの酢の物やノビルの塩漬けが気に入って、
「おいしい!」
を連発していたら、
「お嫁においで」
と言われてました(^^)。


囲炉裏であぶった、イワナの骨酒で乾杯。
はあ、おいしい。
これが飲みたくて15年通っています。


翌朝、朝ごはんの前にお散歩。
パパは岩風呂へ。


木賊温泉の象徴といってもいい岩風呂ですが、去年の秋に水害で土砂に埋まってしまい、一時使えなくなっていたそうです。
幸い、県が災害復旧で除去してくれ、春には使用可能に。
川の横にはそのとき掘り出した砂が今も山になっています。
大変ですよね。


こちらが岩風呂。
今年はいつもより少しぬるめで、気持ちよかったです。


みんなで温泉神社にお参り。


宿の裏手で飼っているイワナを見学させていただきました。
山から湧き出る清流をかけ流しにしているんですね。


朝ごはん。
春のこの時期には、山菜がたくさん出てきます。
子どもたちもよく食べていました。


朝ごはんの後、福本屋さんにお別れして、那須方面へ。
途中、会津高原駅の「憩いの家」でコーヒーをいただきます。


女性陣はここでお土産を購入。
日頃のお付き合いがあるので、欠かせないそうです。


さらに「道の駅 たじま」にも寄って、この時期ならではの山菜を物色。
我が家では生わさびと行者にんにくを購入。


こちらが行者にんにく。
いろいろな食べ方ができて、とてもおいしいです。
この日は1束280円とお買い得でした。


こちらの道の駅では、階段で横の沢に降りられるようになっています。
さっそく探検しに行く、子どもたち。
川に入っちゃうと大変なので、「この後、また川遊びするから」と説得して、早々に出発。


この日の目的地、那須の木の俣渓谷へ。
板室街道が木の俣川にかかるところに駐車場があり、そこから遊歩道が整備されています。


駐車場と道を隔てて向かいに、公衆トイレ。
ここからも川に降りられます。


降りた先は、「これぞ渓谷」という雰囲気の沢。
水が透明で、きれい。


ただ水が冷たくて、子どもたちは入りたがりません。
夏だとよかったんでしょうけど、高原の5月は水遊びには寒かったかもです。


駐車場に戻り、遊歩道を歩くことに。


駐車場から森の中に下る砂利道が入口です。


気持ちのいい、木立の中の小道が続きます。


途中、開けたところに屋根とベンチだけの東屋(あずまや)が。


草原にたくさんのタンポポの花。
子どもたちとママが走り回って、タンポポの綿毛を吹きかけ合って遊んでいました。


さらに進むと、渓谷の斜面を少し上がって……


わりと新しめの吊橋へ。
礎石に、2013年5月竣工とありましたから、今から6年前にできたんですね。


このあたりでも渓流の水がきれい。
林の中でインスタ用らしい写真を撮っている女の人たちもいました。


遊歩道を一周して、お昼を食べに近くの板室温泉のお蕎麦屋さんへ。
「そば処 やしお」さん。
モダンな雰囲気の、おしゃれなお蕎麦屋さんです。


みんなで天ぷらとお蕎麦屋を注文。


鴨南好きのパパは、舞茸鴨ざるそば。
おいしかったです。


その後、板室温泉前の那珂川の橋のたもとで、鯉のぼりを見上げて川遊び。
冷たい清流より、こちらのほうが温かくてよかったようです。
コトちゃんたちとは、ここで遊んだのを最後に、那須インターの前でお別れ。
さびしくなったコトちゃんはワンワン泣いていたけれど、またすぐ会えるから、待っていてね。
2日間、晴天に恵まれ、自然の中でたくさん遊べて、いい思い出になったんじゃないでしょうか。


この日、家に戻って、晩ごはんに行者にんにくの天ぷらをいただきました。
香りがよくて、とってもおいしかったです。
次に行ったときにも、ぜひまた買って帰ろうと思います。

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